使用上のご注意

S-Funを正しくご使用いただくため、この「使用上のご注意」を必ずお読みください。

このページの見方

危険 ……

誤った使用をされた場合「死亡や重傷につながる」内容を説明しています。

警告 ……

誤った使用をされた場合「死亡や重傷につながる可能性がある」内容を警告しています。

注意 ……

誤った使用をされた場合「傷害や財産への損害につながる可能性がある」内容を注意しています。

指示 ……

必ず守っていただきたい内容を説明しています。

1. 組立作業上のご注意

危険

  • ボルトの締め付けを忘れないでください。

    締め付けが弱い場合、ゆるんだ場合は、フレームのすべり、脱落により重大な事故の原因となるおそれがあります。製作後に締め付けの確認を行ってください。

警告

  • 変形、破損しているフレーム・ブラケットは使用しないでください。

    変形、破損しているフレーム・ブラケットは正規の締結力が得られません。正常な製品に交換してください。

  • 製作後にフレームの変形、ブラケットのゆるみが発生した場合は、ただちに使用を中止してください。

    正常な製品へ交換してください。強度不足の場合は、適正な設計、補強を行ってください。

注意

  • フレームの切り口に触れないでください。

    アルミフレームの切断面は、細心の注意を払って処理を施していますが、まれに鋭利になっていることがあります。組立時には、保護手袋を使用してください。

  • 組立前には、フレームとブラケットをきれいにふいてください。

    付着した汚れ・油分は、乾いたウェスでふき取ってください。
    特にひどい汚れは、ウェスにアルコールを浸してふきあげてください。

  • フレームとブラケットはしっかり連結してください。

    設計した寸法通りに組み立てるため、フレームはねじれや傾き・すきまがないように連結してください。

  • 床などへ保護を行い組立作業を行ってください。

    部材が床などにあたってしまったり、工具によるキズがついてしまうおそれがあります。

  • 効率よく組立作業をするために、広めの作業スペースを確保してください。

    作業中はパーツの紛失にご注意ください。

  • 組立作業は平坦な場所で行ってください。
  • ブラケットの六角穴付ボルトは規定締付トルクで締め込んでください。

    締め付け不足、締めすぎは正規の締結力が得られません。
    規定トルク以上の締め付けは行わないでください。 (適正締め付けトルクの±10%)

    ねじサイズ 適正締め付けトルク 締め付け軸力
    N・m Kgf・m kN Kgf
    M3 1.9(±10%) 0.2 3.2 330
    M4 4.1(±10%) 0.4 5.1 520
    M5 7.4(±10%) 0.8 7.4 750
    M6、アルミボルトM7 10.8(±10%) 1.1 9.0 920
    M8、アルミボルトM8.5 24.9(±10%) 2.5 15.5 1580

2. 使用上のご注意と安全性について

危険

  • 人の体重を支える製作物(手すり・ブランコ・ぶらさがり器・ハシゴ・工事用足場など)は
    製作しないでください。

    フレームのすべり、脱落、強度不足により重大な事故の原因となるおそれがあります。

  • 車両の外側に設置するもの(車、バイクの荷台など)は製作しないでください。

    振動によりブラケットのゆるみが発生し、脱落のおそれがあります。

警告

  • 十分に安全性を考慮して、設計、製作してください。

    強度不足の場合は、適正な設計、補強を行ってください。
    設計のご相談は「 G-Fun Hotline 」にお問合せください。

注意

  • 使用温度範囲(-10℃~60℃)を超える場所では使用しないでください。

    本製品は、下の環境内でご使用ください。

    使用環境温度
    -10℃~60℃
    湿度
    90%RH以下
    オイルミスト
    3mg/m³以下
    腐食性ガス
    無きこと
  • 屋外や海水、水溶性の液体がかかる環境、本環境以外で使用する場合、
    その他ご相談は「 G-Fun Hotline 」までお問合せください。
  • 本製品と他社類似品を組み合わせて製作しないでください。

    本製品と他社類似品を組み合わせて製作した場合の製作物の安全は保証できません。

3. 運搬・移動

警告

  • 組み立てられた、アルミフレームユニットを移設する場合は、アルミフレームに設計以上の力が掛からないように注意してください。

    強度不足が予想される場合は、補強フレームを追加する、または吊り治具を製作するなど対策を行ってください。

4. メンテナンス

指示

  • ボルト締結後は、初期(組立後1ヶ月)に1回、その後は1年に1回のゆるみ点検を行ってください。
  • アルミ部へ付着した汚れ・油分は、乾いたウェスでふき取ってください。

    特にひどい汚れは、ウェスにアルコールを浸してふきあげてください。

  • 取扱説明書が付属している場合は、その取扱説明書の指示に従ってください。

5. 免責事項

  • 商品は一般的な用途(台車・作業台・収納棚・ワゴン・キャビネット等)への利用を想定して提供されています。
    体重を支えたり、人の搭乗や積載を想定しての商品の使用など、人の生命・身体・健康にかかわる目的での使用はできませんので、ご了承ください。
  • 商品の使用方法の誤りや誤選定、互換性のない商品同士を組み合わせて製作したことにより、お客さまに生じた損害については、SUS株式会社は一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
  • お客さまご自身にて組み立てられた製作物、構造物につきましては、SUS株式会社は一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。使用用途、強度、安全性を十分検討の上、ご使用ください。

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